半分、更年期❢

半分、更年期❢

「暑い!」「寒い!」を繰り返す夜中

去年の夏は暑かったですね。

いつもはヒンヤリと涼しい自宅の廊下が、もわぁ〜とぬるい空気に包まれる異常事態。

寝付けない子どもたちに冷やし枕や保冷剤を用意し、私自身も背中が暑くて寝返りを打ち続ける夜が続きました。

その頃から、「夜中に暑くて目が覚める」という体験が頻繁に起こるようになりました。

そんなある時、ナゾの耳痛が発症。
頭痛薬を飲んでも痛みはひかず、病院にいって「神経痛」のお薬をもらいましたが、痛みが気になってなにも手に付かない。
3日間くらいで良くなりましたが、『あれ、今までの不調となんか違うな』というのを感じました。

そして冬。
寝る直前まで冷えていた体が、布団に入るとすぐぽかぽかと温まり、ぐっすりと眠りにつく・・・はずが夜中にふと目が覚めて『暑い!』

一番冷えていたはずの足先が、火照って仕方ないのです。
布団から足を出してしばらくすると・・今度は『寒い!』
そこで結局布団にくるまって再びウトウト・・・

いくら睡眠時間を増やしたところで、夜中に眠りを中断されたら、疲れはとれません。理想の「朝までぐっすり」を求めて試行錯誤を繰り返しました。

プレ更年期、もう始まっていた

こうした「今まで経験したことのない症状」や「原因不明の症状」が現れてくるのは、いわゆる『更年期』に入ったということだな、と想定できます。

今年の春、ようやく気になっていた漢方クリニックを受診し、「更年期っぽい症状」について先生に相談しました。

私の場合、基本的に体力があり、風邪をひいても汗をかいて自分で治す、というようなタイプなので、「陽」の症状がでやすい。つまり、「陰虚」に傾きやすいわけです。(陰が足りない=陰虚)

特に足が熱いとか便が硬い、といった症状は『腎陰虚』にあたります。

陰虚、というのは簡単にいえば「水分不足」ということです。

よく、高齢の方に「水を1日2L飲むように」なんて保健指導がされますが、年齢を重ねると、体内の水分が保持されにくい「干からびた」体になっていく、というのは事実だと思います。

改めて「水分不足」を意識して、水を飲むことを心がけるだけで、だいぶ症状は改善されました。
さらに、気の巡りや血液の巡りについても、漢方で整えていくことを選びました。

とはいっても、自分にどの漢方が合っているかは、飲んでみないとわかりません。
先生が選んでくれた漢方を、とりあえず数週間試して、次の診察のときにまた血圧や体重の増減などを調べ、続けていくかを決めました。

漢方って、効くの?

煎じて飲むタイプほどでないにしても、1日3回漢方を飲むのって、結構面倒です。
食前と書いてあるのについ忘れてしまったり、出かけていて昼の分を飛ばしてしまう、なんてことはしょっちゅう。

そもそも漢方やサプリって、「本当に効いてるのか?」はちょっとわからないところがありますよね。

私にとっては、それを飲むことがスイッチとなって、その他生活全般でも『自然治癒力を高めよう』という意識が上がります。せっかくお金を出して『続ける』という選択をしたのですから、結果を出したい、という気持ちになることも大事なんですね。その意識が形になって、日常生活も自然と健康志向になっていきます。

季節が移り変わり、私が最も苦手な暑さ・乾燥へ向かういま、体の声にいつも以上に耳を澄ませ、『何を食べるか』『どう動くか』『どう過ごすか』を日々選んでいきたいと思います。

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