はぐままの活動の1つであるワークショップ。今回十人十色ワークショップ、作品展についてご紹介します。
十人十色ワークショップとは
十人十色ワークショップ・作品展は、はぐママが考案したワークショップです。初回は、北海道沼田町で、2019年8月にワークショップ、9月に作品展をはぐママが主催し、令和2年度北海道社会福祉総合基金一般公募助成事業として行いました。
「十人十色」人それぞれ考え方や好みが違う。という意味ですが、まさに一人一人の個性を生かし子供達の「好き」を形=アート作品にするというコンセプトのワークショップです。またお子さんが、好きでやっている行動や行為は、お母さんを困らせるものであることもあるかもしれません。
しかし、お母さんの困ったは、こどもたちにとって宝の山。その困ったは視点を変えれば「アート」であり「作品」になります。
お子さんが好きで気になることを、この日はひたすら肯定して、極端に言うと普段は怒られてしまうようなことを見方を変えてアートとして扱います。そうすることで親子で視点が変わります。
普通のものさしで測るのをやめて、価値観のフレームを壊す
この考え方は、普段の育児にも役に立ちます。普通の物差しとは、常識のことです。普通や常識で物事を考えるのをやめるということです。
固定観念や既存の価値観を壊して、お子さんの無限大の魅力に気づくチャンスをこのワークショップでたくさんの親子に感じてもらいたいと考えています。
好きやこだわりの中にアートがある
発達障害を持つお子さんの中にはこだわりが強く、特定の動きや感触にこだわる子も多くいます。発達障害があってもなくても、幼い頃はいろんなことを日々発見し、感動していたはずです。そんな小さな発見、驚き、感動を見逃さないで欲しい、豊かな感性を伸ばして欲しいという思いも込められています。
・ ミニカーをひたすら並べたがる ・ とにかくスイッチがあれば押したくなる ・ 回るものが好きで、ずっと見ている ・ ハサミで紙を切る感触が好き ・ 輪ゴムをひたすら繋げる ・ 空想の話をいつもしていて、良く話したがる
他にも
そんな子がいたらすぐにでもアーティストになれるワークショップです。
「好き」以外にも「安心」という場合などもあります。
例えば
・ 決まった手順でブロックをいつも作りたがる ・ いつも仮面をつけたがり、作りつける ・ ふわふわしたものを集めたがる
ユニークな我が家の日常をもっと面白がっていい
そんな体験をたくさんの親子に体感していただきたいです。
作品展を開催することで学ぶこと
ワークショップを開催した後は、作品展を開催します。
ワークショップ後に作品展を開催することで、作って終わりではなく、多くの人に作品を見てもらうことができます。自分の作った作品を人に見てもらうことで、たくさんの刺激を受けます。アート魂にさらに火がつくお子さんもいるかもしれません。これを機に自分の世界だけで完結していたことが、幅を広げていきます。
・ 自分の好きなものを自信を持って好きと言う ・ 自分がいいと思ったものを自信を持って表現する
またアートには人の心を動かす力があります
感動無くして人生は輝きません
生きるうえで大事な力の1つ再確認できるワークショップ・作品展です。
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