子育てを卒業し「子育ち」を促す最高の親になる方法!「発達する茶話会(特別編) 参加レポ

子育てを卒業し「子育ち」を促す最高の親になる方法!「発達する茶話会(特別編) 参加レポ

「発達キッズ協会」子育てを卒業し「子育ち」を促す最高の親になる方法!

2022年1月28日にオンラインで開催された「発達キッズ協会」の
子育てを卒業し「子育ち」を促す最高の親になる方法!「発達する茶話会(特別編)に参加してきました。

なんといっても今回のお話会は、はぐママでもたくさんのお母さんの味方になってくださっている
「白井ちよさん」

ちよさんは
発達障害コミュニケーション初級指導者であり
NLPやコミュニケーションについて深く学び続けています。
現在は東川在住で、発達の気になる子を支える親の会”の主催しています。

はぐママでは、発達障害のお話会のほか、先日はプロジェクトme(PATHの手法を使い子供達の未来を描く手法を学ぶワークショップ)で講師をお願いしています。

今回のお話会では
今まで語られてこなかった
ちよさん自身のお話と自身の子育て経験をお話しされるとのことで
オンラインで参加可能ということで、絶対に参加したい!
と参加してきました。

主催してくださった
発達キッズ協会代表 松島眞一先生
ありがとうございます

松島先生は整体師として、過去12年間でのべ1万7000人を施術した経歴の持ち主で
自身も発達障害の娘を持つ父としての経験や食事と整体で症状が改善したのをきっかけに
協会を立ち上げ、学童保育や放課後デイサービスにて整体と体操を教えていらっしゃいます。

イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/events/197159259217916/?acontext=%7B%22event_action_history%22%3A[%7B%22mechanism%22%3A%22search_results%22%2C%22surface%22%3A%22search%22%7D]%2C%22ref_notif_type%22%3Anull%7D

イベントページよりプロフィールを引用させていただきます。
特別編講師 プロフィール◼️
講師 白井ちよ先生
北海道上川郡東川町で“発達の気になる子を支える親の会”の主催者。
今年から、親の会に繋がりにくい若い世代へのアプローチとして、一時預かり保育施設に出向き茶話会を開催。
自分の世界をしっかり持つユニークな子供を育ててきた経験や発達障害に特化した資格を生かして近隣市町村などで勉強会や相談、NLP(神経言語プログラミング)を用いたカウンセリングを行う。
現在、発達について学びつつ、NLP を広島の河野政樹医師に直に教わりながらカウンセリング技術の向上を目指している。
子供と同じ様に大人も又、積極的に自分の人生を生きられるよう心の支援を行っている。
一般社団法人 日本医療福祉教育コミュニケーション協会 会員
当時小学生だった息子からの「お母さんは、自分が色んな事をやってみて、うまくいかないとか失敗したとか経験をしてきているのに、なんで僕にはその体験をさせてくれないの?!」…の強烈な一言に、本当に大事にしなければならない事を一番身近な大人が奪っている!という衝撃が、その後の子供との関わりを大きく変える。
小さな頃から大人の物差しには一切なびかない息子の独特の世界は、子供が自分で育つ上でとても大事なことを
教えてくれていると実感。息子は園、義務教育とはご縁がなく、独学で自分の学びを邁進中・・・
子育てを卒業し、子育ちを促す親となる!と決心して数年。

バラエティに富んだたくさんの人たちとの出会い

ちよさんは専門学校で哺乳類についての学びを専攻しており、鹿の調査で何ヶ月も山に入ったり無人島での生活も経験。
野生動物を追いかけるフィールドワークの中で、たくさんのマニアックな方達との出会いがありました。
また、サークル活動などでは、他大学のサークルに所属したり寮で生活したりすることで「人権」について研究したり
「動物行動学」への学びを深めていらっしゃったそうです。
自然と動物が大好きなちよさんのルーツもふんだんに子育てに生かされているなぁと感じました。
また、その持ち前の「学びを深めていく力」に納得のエピソードが満載でした。

息子くんとの生活 幼少期〜3歳

幼少期は
とにかく自己主張が激しく、外に出たがり裸足で走り回るお子さんでした。そしてとにかく寝ない。
道の草を口に入れ砂場の砂も口に入れてしまいます。
「美味しい?」と聞くと「美味しくない」
「そう、わかって、よかったねー」
そんなやりとりをされていた。

しかし
3歳の頃には癇癪がひどくお母さんであるちよさん自身が限界を感じます
例えば
朝のスタートから息子くんは
「もとどおり」を強要します
声の口調も動きも何もかも全て。
そしてとにかく叫び続けるため、周りの人からどうしたの時かけるも
どうしようもない状況だった。

「お母さんをやめよう」
「大人をやめよう」

じゃあこの子がしないといけないことはなんだろう
「何を求めて」
「どういう暮らしをしたい」
とことん見て、息子くんに付き合おうと決心します

「季節も天気も体で感じる」生活

雨の日はもちろん関係なく外に出ます。
長靴は履くのじゃなく泥水をすくう道具
夏の海で人間ブルドーザをしたり裸足で木登りをしたり

これをお子さんに付き合ってとことん、一緒に楽しめるちよさんすごい!の一言ですが
お話のエピソード1つ1つが「体験」に満ち溢れていて
キラキラしているなと感じました。
こんな幼少期時代お子さんにとってはかけがえのない体験でしょう

「なんでどうして」実験の連続

影って何でできているの?天気ってどうしてできるの?
言葉が巧みなお子さんでした。
空の上で神様がはなしあってね、というメルヘンな話をすると
本当のことが知りたい
というようなお子さんでした。

ものすごい探究心!
そして一緒にそれを実験して学んできたことがよくわかるお話でした

保健師さんから発達上の何かを抱えている可能性を指摘され
プレ保育園に入ります

集団生活の難しさに直面 4歳〜 発達障害へ

4歳からは保育園に通うようになるもここで集団生活の難しさに直面します
とにかく発狂
先生の指示は聞けない状況が続きます。
休みながらも通う毎日
だったが、気持ちを伝えることができず何が困っている状況か掴めない
親として保育園で社会性を身につけることが必要と思い通わせる日々
しかし何か所も円形脱毛が起こってしまいます
ゆっくり話を聞いていくと
「いじめ」があったことや他のお子さんの保護者からの「苦情」があることがわかります。
そして息子くんは
道路に飛び出したり、死ぬと言い出したりしてしまいます
保育園に行かせているお母さんも敵だ
となってしまいます

傷ついた心をどうしたらいいー発達障害とわかって・・・

園とのやりとりもうまく行かず
どうしようもない状況に
病院の門を叩きます

ここで「発達障害」という存在を初めて知ります。

とにかく傷ついた心をどうしたらいいか頭を悩ませます
しかしここで

発達障害と知ったことが重要でなく
どうしたらいいかということが大事

だと話す、ちよさん。

1つ目は「触れること」
「触れること大切な時期にさわれない」
体に触れることが嫌な記憶を呼び起こしてしまうために
「触るな」「あっちいけ」
と叫んでいる状況
そんな中でも少しづつ
1本の指から触れていくことをしていきます

それから2つ目は「大切な存在」であることを伝えること
生まれる前からどんなにあなたを大切に思っていたか
どんなにあなたが「好き」で大切か
寝る前や、お風呂の時間を使って心から繰り返し繰り返し伝えていきます

こうして再び笑えるようになるまでには約半年かかりました。

息子くんの脳は「忘れられない脳」
なので嫌なことの上にいいことを少しづつ積み重ねることしかできない
ということを知ります、
そして発達障害の診断がついたのもこの頃でした。

5年間の軌跡「ありがとうの記録」

この時3つ目にしたことは
ありがとうの記録を毎日5年間続けます
小さな
「ありがとう」
「素晴らしい」
が目に見える形で積み重なっていきます

実際にノートの画像を拝見させていただきました。
びっしりと毎日
◯月◯日△△をしてくれました、ありがとう。
◯月◯日△△でした。息子くん素晴らしい、
と小さな出来事も書いてあり
お母さんの息子くんへの愛で溢れた素晴らしい記録でした。

そして5年経ったある日
息子くんから元気を失っていたお母さんへ
最高の贈り物が渡されます
贈り物は息子くんからの
手作りの
表彰状

今でも写真に撮っていつでも見れるように持ち歩いているそうです

これまでの親子の歩みを物語っており
ジーンとしてとっても感動

こんな風に子供と関わっていけたら
お子さんが
途中で何かにつまづいても
苦しいもがいてしまうことがあっても
ノートを見返し
愛されていたことを思い出し
そしてお母さんは
息子くんからの愛に何度も救われるだろう
生きていく力になるなぁと
心から感動させていただきました。

傷ついた心の回復、心の癒しには本人の前向きな気持ちが必要

まとめとして
「傷ついた心の回復、心の癒しには本人の前向きな気持ちが必要」
発達障害にも言えること。

そのためには、お話しされた

①触れることで安心安全を伝える
②あなたが大切な存在であることを伝える
③当たり前のことを認められる→ありがとうの記録

そして学童期や反抗期には
「信じているよ」
「待っているよ」
「あなたなら大丈夫」

と伝え、ひたすら待つこと。

お子さんが「自分にとって好きなこと」を見つけることが生きがいに繋がり、
元気を取り戻すきっかけになるとお話ししてくださいました。

この後は松島さんとの対談や参加者さんとのやりとりが続き、約2時間程度
とても濃い学びの時間となりました。

皆さんの育児の中に
このちよさんの経験の中から
生かし学べることがたくさんあると嬉しいです。

とってもプライベートな
ストーリのシェアを許可してくださった白井ちよさん
ありがとうございます

この場を借りてお礼を申し上げます

みなさんの育児や生活のお役に立ちますように

報告する

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。