『ズルい休み』 なんてないよね

『ズルい休み』 なんてないよね

こんにちわ

はぐママメンバーズのはるこです。

今回は、カラダの話からちょっと離れて、「休むこと」について書いてみます。

子どもの頃、学校を休んで友だちに「ズル休み〜?」なんて聞かれたことありませんか?

たしかあの頃はまだ「皆勤賞」なんてものもあって、学校を休まないことが偉い、みたいな雰囲気がありました。

ズルい と 休み

本来まったく性質の違う言葉を組み合わせて、ズル休みという単語にしてしまうと、本当にそういう種類の休みがあるように聞こえます。

ですが、休むことって、本当に「ズルい」ですか?
サボる、という言葉が当てはまる場合はあります。掃除当番をサボる、とか練習をサボる、とか。イヤなこと、やりたくないことから逃げる時に使う言葉。

でも、休むことは誰にとっても必要なこと。

どんな理由であれ、「休みたい」と思ったら休めるような環境が望ましい、と思うのです。

身内の話ですが、子どもがしばらく学校に行かない時期がありました。

たぶん本人は、自分が「ズル休み」していると感じて、居心地が悪いんでしょうね。家にいても寛げず、イライラしたりウツウツしたり。


「ズル休み」と呼ばれる休み方の多くが、「理由を言いたくない」休みです。

学校がつまらない、とか仕事のノルマがきつい、人に会うのがプレッシャー・・・etc.

みんな、理由はちゃんと持ってるのだけど、それを伝えることを、周りが許さない雰囲気があるので、黙って休んでしまう。それが世間で言うズル休み

ですがこの言葉は、巧妙に相手を追い詰める手段となります。「休むこと=悪」というひとつの価値観を、無言でごりごり押し付けてるわけですから。

休むことは誰にでもある権利です。それを使うことと、相手に迷惑をかけることは、別々のこと。迷惑かけた相手には、後でフォローなりお返しをすればよいのです。そこを、「休むと◯◯さんに迷惑がかかるからダメだ。でも休みたい。ん〜困った・・・具合が悪くなったことにしよう」ってするから、変な罪悪感が生まれるんですね。

うちの場合、子どもに「休むという選択肢もありだよ」と伝え続けるうち、「ズル」が抜け落ちて、ただの「休み」になりました。
せっかく休んでいるのだから、苦しい思いをしなくて済むよう、「休みたい時は休める」雰囲気を作っていきたいですね。

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コメント

  1. 本当に休むって大事ですよね
    私の娘も小3から中3までの長い時間を学校へ行ったり他の所へ行ったり自宅でゆっくり過ごしたりしながら不登校を続けていました

    彼女にとっては長い人生の内のちょっとの時間だったのかもしれない
    本当に大切な時間だったと思う

    私も今病気になってゆっくり休ませて頂いています

    休むって大事

    色々な物が見えて来る

    何が大切で誰が大切とか
    周りの事も良く見えて来る

    ずるくない
    休むって大事ですね

  2. わたしの周りで、療養が必要になったことのある人はみな言います、「体が教えてくれた」って。

    世界中が、立ち止まることを学習したこの2年。

    そのおかげで、気付けなかったことに気づけた人もたくさんいたと思うし、わたしもその一人です。

    どうぞ、ゆっくり休んで、前よりもっと心地よい自分に出会ってくださいね。

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